エーザイ、2025年度第1四半期決算で増収増益 レケンビ・レンビマの成長が牽引【4523】

エーザイ、2025年度第1四半期決算で増収増益 レケンビ・レンビマの成長が牽引【4523】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


エーザイ 第1四半期決算と事業アップデートの要点

エーザイは2025年度第1四半期のIFRSベース決算と事業アップデートを公表しました。売上収益は前年同期比107%増の2,027億円、営業利益は155%増の207億円、当期利益は153億円と大幅な増益を示しました。医薬品事業の成長を主導する3L*の伸長や、構造改革による費用効率化が寄与しています。通期の売上見通しは7,900億円と堅調な水準を維持しました。

able>指標2024年度4-6月2025年度4-6月売上収益1,890億円2,027億円医薬品事業 売上収益1,866億円1,984億円営業利益134億円207億円当期利益115億円153億円ble>

レケンビ(LECANEMAB)アップデート

レケンビはグローバルにおける成長を継続しており、AAICを含む公表データで質と量のデータが示されています。米国市場におけるデマンド拡大と、血液ベースバイオマーカー(BBM)を用いた確定診断の進展、SC‑AI維持療法の上市準備が進んでいます。BBMを用いたAβ確定診断の社会実装に向けた準備は順調で、2025年度の売上見通しは400億円規模へ到達する見込みです。米国ではSC‑AIの維持療法(週1回360mg)や在宅投与の検討が進み、費用対効果の観点からも大きなメリットが期待されています。

AAICでの長期データは、48カ月投与の有効性を示す一方で、安全性プロファイルも安定しており、長期治療による認知機能の維持・改善が継続して観察されています。BBMを用いた検査パスウェイの普及が、今後の適応拡大と市場拡大の原動力となる見込みです。

レンビマ(LENVIMA)アップデート

レンビマはグローバルで売上が引き続き拡大しており、1Q実績として現地通貨ベースで前年を上回る成長を示しています。米国市場を中心に腎細胞がん・子宮内膜がんなどの適応拡大が貢献し、2025年度の通期見通しは3,120億円を掲げています。特に中国・EMEA・東アジア・グローバルサウス地域でも堅調な推移が確認され、知財戦略の進展も継続しています。

また、レケンビを軸とした成長戦略の遂行とともに、レンビマの併用療法・新規適応の検討が進み、長期的な売上成長とROEの安定化を目指しています。

財務状況と資本配分

2025年6月末時点のNet cashは673億円と堅実に推移しており、Net DERは-0.08倍と財務健全性を維持しています。配当は安定しており、今後も成長投資と安定配当の両立を図る方針です。自社株買いや研究開発投資の継続により、長期的な株主価値の最大化を目指しています。

通期見通しと今後の展望

通期売上見通しは7,900億円、営業利益および当期利益の伸びを維持する見込みです。SC‑AIの上市準備やBBMの普及、AAIC/BBMデータの価値向上によるレケンビの価値拡大、欧州市場での上市戦略など、複数の成長ドライバーが並ぶ状況です。加えて1Qの実績が想定を上回る水準で推移しており、今後のアップデートにも注目が集まります。

なお、本文に含まれるデータはIR資料に基づくものであり、将来の事象を保証するものではありません。

今後の株価を予想

株価は上昇する。理由は、2025年度第1四半期の決算が対前年で大幅増収・増益を達成し、通期見通しも堅調に維持・上振れの余地がある点、レケンビの米国需要拡大・SC‑AI維持療法・BBM診断の進展など成長ドライバーが揃っている点、さらに財務健全性の高さと2025年8月末のPDUFAなど重要マイルストーンを控えている点が買い材料となるためです。短期的には4300円台前後での推移から、来週以降4500円台への戻りを試す場面が想定されます。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
4523|エーザイ
日時
2025年08月05日 12時30分
表題
2025年度第1四半期 決算説明会資料
資料
2025年度第1四半期 決算説明会資料.pdf

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