IHI 2025年度第1四半期決算、受注拡大と構造改革を確認 株式分割も発表【7013】

IHI 2025年度第1四半期決算、受注拡大と構造改革を確認 株式分割も発表【7013】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


2025年度第1四半期決算の要点

IHIは2025年8月6日に公表した「2025年度第1四半期決算説明資料」において、2025年度通期の業績見通しを据え置きつつ、エネルギー・環境・社会基盤・航空・宇宙・防衛といった複数セグメントで受注拡大を確認しました。セグメントごとには受注が堅調に推移する一方、原価先行の計上や大型案件を前年同期に比較した反動の影響で四半期ベースの利益は減少しています。財務面では自己資本比率が安定、現金等は減少していますが、事業改革の進行とキャッシュ・フローの改善に向けた取り組みを継続しています。

決算資料によれば、2025年度の通期見通しは「受注高1兆7,900億円、売上収益1兆6,500億円、営業利益1,500億円、EBITDA2,200億円」、EBITDAベースの利益率は約13.3%を目安としています。為替影響やPW1100G-JMエンジン追加検査プログラム関連費用の影響を踏まえつつ、セグメント間のリソース再配分と構造改革を推進する方針です。

1Q実績と通期見通しの関係

able> 指標25年度1Q実績前年同期(24年度1Q)増減 受注高4,243 億円3,287 億円+956 億円 売上収益3,377 億円3,481 億円-104 億円 営業利益208 億円238 億円-30 億円 EBITDA389 億円411 億円-22 億円 営業CF-53 億円44 億円-97 億円 税引前四半期利益202 億円316 億円-114 億円 親会社帰属当期利益116 億円185 億円-69 億円 ble>

通期見通しは引き続き「受注高1兆7,900億円、売上収益1兆6,500億円、営業利益1,500億円」。為替前提はUSD/JPY140円で修正なく、PW1100G-JMエンジン追加検査プログラムの影響は開示されています。財務面では現金及び現金同等物は910億円と減少している一方、自己資本比率は21.9%、D/Eレシオは0.99倍へ改善しています。株式分割の実施も同資料で公表され、株式市場の流動性向上を図る方針です。

株式分割と配当方針

2025年9月30日を基準日とする普通株式1株を7株へ分割する株式分割を決定。効力発生日は2025年10月1日です。これに伴い、配当予想は「2半期合計140円(株式分割前換算)」から、分割後の換算で中間配当70円・期末70円を前提とする方針へ見直されています。分割後の株価水準は市場の調整次第で上下しますが、流動性向上を通じた市場評価の正常化を見込んだ施策と解釈されます。

財務状態とキャッシュ・フローの現状

指標ポイント
総資産22,400 億円前年末比ほぼ横ばい
自己資本比率21.9%改善推移、財務健全性は堅調
D/Eレシオ0.99倍低下傾向、財務安定性を示唆
現金及び現金同等物910 億円運転資本と投資の動向に注意
キャッシュ・フロー(1Q)FCF約▼100億円程度投資・PW1100G関連支出の影響

事業構造改革の進捗と今後の方針

事業構造改革は継続中であり、海外子会社の再編・車両過給機事業の整理、運搬機械・汎用ボイラ・都市開発関連の事業譲渡が進捗しています。これにより、資源・エネルギー・環境、社会基盤、航空・宇宙・防衛といった中核事業群の収益性と効率性の改善を図っています。決算説明資料では、今後もセグメント間でのリソース最適化とコスト構造の強化を継続する方針が示されています。

今後の株価を予想

分割後の株価は短期的に約2,800円程度へ上昇を試すと予想します(現在の分割前の水準約17,140円を7分割で換算した概算 約2,450円付近)。分割後は株式の流動性向上と、通期見通しの堅調さを背景に中期(3-6か月)で徐々に上昇基調に転じ、分割前換算で約19,600円相当へ再評価される可能性が高いです。ただし為替動向や大型案件の進捗次第で上下の振れ幅は大きくなる点に留意が必要です。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
7013|IHI
日時
2025年08月06日 13時00分
表題
2025年度 (2026年3月期)第1四半期決算説明資料(IFRS)
資料
2025年度 (2026年3月期)第1四半期決算説明資料(IFRS).pdf

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