ナブテスコ、上半期の実績と分割を踏まえ通期予想を修正【6268】

ナブテスコ、上半期の実績と分割を踏まえ通期予想を修正【6268】
この記事を書いた人

佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


ナブテスコ、上半期実績を公表し通期予想を分割後の前提で修正

ナブテスコ株式会社(コード 6268)は、2025年7月31日付のIR資料を公表しました。2025年上半期(2025年1月1日~6月30日)において連結の実績が公表予想を上回り、為替の影響や各事業の需要回復、MROの増加、コスト抑制等が寄与したと説明しています。特に、油圧機器事業を含む関連事業の分割を前提とした通期予想の修正が併せて開示され、分割後の継続事業ベースと非継続事業を分けての影響が整理されています。

直近の株価は7月31日の終値で約2,800円(始値2,794円、終値2,800.5円)となっており、本IR発表は株価の動意材料として市場の関心を集めています。

中間期の実績と差異の要点

公表された差異説明では、連結売上高の予想が161,000百万円に対し実績は165,616百万円と上回り、増減額は4,616百万円、増減率は約2.9%となりました。営業利益は予想6,800百万円に対し実績は10,605百万円と大きく上回り、増減額は3,805百万円、増減率は約56.0%と示されています。この他、個別の中間利益等の項目については資料に示されていますが、主な要因としては各事業の需要増加と為替効果、MROの増加、コスト抑制の効果が挙げられています。

able> 指標 予想(連結・中間) 実績(2025/6/30) 増減額 増減率 売上高 161,000百万円 165,616百万円 4,616 +2.9% 営業利益 6,800百万円 10,605百万円 3,805 +56.0% ble>

通期予想の修正と分割影響の整理

今回公表された2025年12月期の通期予想は、連結ベースと分割後ベースの2つの見通しが併記されています。まず連結ベースの修正後予想は、売上高344,000百万円、営業利益22,300百万円、税引前利益22,400百万円、親会社所有者に帰属する当期利益14,600百万円、1株あたりの想定株主価値は122.43円と示されています。これに対して分割等後の連結予想は、売上高300,700百万円、営業利益20,800百万円、税引前利益20,800百万円、当期純利益14,900百万円、1株あたり124.95円と、継続事業と非継続事業を区分して明示されています。要するに、分割後の継続事業ベースでは、前回予想から減少・増減が生じつつも総体としては改善の見通しが示されています。

また、個別業績予想にも修正が適用され、日本基準での個別業績予想は、売上高178,000百万円→173,600百万円へ、経常利益8,800百万円→8,700百万円へ、当期純利益8,100百万円→8,000百万円へと調整されています。分割等による影響の範囲は、IFRSベースの連結と日本基準の個別で分けて示され、継続事業と非継続事業の影響を整理した上での公表となっています。

要因としては、精密減速機事業・鉄道車両用機器事業・舶用機器事業の需要増加や為替の影響、MRO需要の増加、経費抑制の効果、また油圧機器事業の分割に伴う構造改革が挙げられます。これらを踏まえ、同社は今後も継続的な成長を目指す方針を示しています。

投資家にとってのポイントとリスク

新たな通期予想には、分割後の継続事業ベースと非継続事業の影響が明確に分けて示されており、事業ポートフォリオの見直しが進むことが読み取れます。市場は分割による長期的な利益安定性やキャッシュフローの見通し改善を評価する可能性が高く、短期的には連結ベースの改善が株価を支える材料となり得ます。ただし、分割による非継続事業の影響や為替動向、MROの動向、国内外の需要環境など外部要因には依存度が高く、業績の前提が変動するリスクも併存します。

なお、今日の株価は約2,800円付近で推移しており、今回の修正は短期的な株価の動意材料になる可能性があります。

今後の株価を予想

短期では株価は上昇方向に動くと予想します(約+4%程度の上昇見込み、1〜2週間程度の期間)。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
6268|ナブテスコ
日時
2025年07月31日 15時45分
表題
2025年12月期 中間会計期間の業績予想値と実績値の差異並びに通期業績予想の修正に関するお知らせ
資料
2025年12月期 中間会計期間の業績予想値と実績値の差異並びに通期業績予想の修正に関するお知らせ.pdf

適時開示情報の人気記事

新明和工業、建設業法に基づく営業停止処分を公表、期間は30日間【7224】
244viws
帝人、デュポンへ持株譲渡を決議 事業絞り込みと資源再配分を推進【3401】
157viws
豊田合成、TG星光天津の解散を決定【7282】
124viws
IHI、株式分割を7-for-1実施、定款変更と配当予想修正を発表【7013】
64viws
住友ゴム工業、2025年度通期予想とProject ARKの進捗を公表【5110】
63viws
日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー新プラントの投資総額を780億円へ上方修正、竣工は2028年度上期、資金調達は自己資金と借入【4205】
61viws
日本製鉄、株式分割と配当予想修正を発表【5401】
55viws
東洋製罐グループHD、中国にStolle Machineryのスペアパーツ販売子会社を設立【5901】
54viws
ライオン、インド子会社設立を決議 2026年設立予定【4912】
53viws
ペプチドリーム 2025年中間期決算短信の要点と今後の見通し【4587】
53viws
日本化薬、自己株式買い付けを実施 期間は2025年7月1日〜31日【4272】
51viws
東洋紡、所属業種を繊維製品から化学へ変更 日付は2025年10月1日【3101】
49viws
コスモス薬品、取締役候補を決定 第43期総会へ付議【3349】
46viws
村田製作所 2025年度第1四半期決算発表要点【6981】
46viws
ラクス、2対1株式分割を実施 2025年10月1日基準日・配当予想修正【3923】
44viws
パーソルHD、FY2025 Q1は売上3.6%増・通期1.54兆円目標、調整後EBITDA進捗25.2%【2181】
44viws
UBE、タイ拠点の構造改革を前倒し 実施時期は2026年3月【4208】
42viws
ゼンショーホールディングス、第1回社債型種類株式の発行決議と資本金・資本準備金の額の減少を公表【7550】
41viws
日本M&AセンターHD、上席執行役員に竹内浩氏が就任(9月1日付)【2127】
40viws
ABC-MART、7月度概況で全店売上高+4.2%、既存店+4.5%の成長を報告【2670】
38viws