リログループ 1Q決算:売上3.2%増も税引前・純利益大幅減、第四次オリンピック作戦を開始【8876】

リログループ 1Q決算:売上3.2%増も税引前・純利益大幅減、第四次オリンピック作戦を開始【8876】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


要点

リログループは2026年3月期第1四半期決算を公表しました。売上収益は357億円超(前年同期比3.2%増)と拡大しました。一方、税引前利益は大幅に減少し、親会社の所有者に帰属する四半期利益も81.6%減となりました。前年同期には持分法による投資の売却益が計上されていたことが影響しています。

決算の概要と要点

決算短信に記載された要点は以下のとおりです。2026年3月期第1四半期の連結売上収益は35,745百万円、営業利益は6,415百万円、税引前利益は6,420百万円、親会社株主に帰属する四半期利益は4,414百万円でした。前年同期と比較すると売上は増加しましたが、利益面は前年同期の一部の特別利益がなかったため減少しています。

able> 指標金額(百万円)前年同期比 売上収益35,745+3.2% 営業利益6,415-9.0% 税引前利益6,420-75.5% 親会社株主帰属四半期利益4,414-81.6% ble>

前年同期には持分法による投資の売却益が18,724百万円計上されており、これが税引前利益・純利益の大幅な押し下げ要因となった影響が、今回の比較で大きく表れています。したがって、今期の利益の低下は一部特別利益の反動による影響が大きく、純粋な事業運営の評価には留意が必要です。

セグメント別の状況

セグメントは2025年度第1四半期決算短信から「アウトソーシング事業」「賃貸管理事業」「観光事業」の3区分に再編されています。各事業の売上高と利益は以下のとおりです。

アウトソーシング事業売上収益 外部顧客 19,970計 36,033セグメント利益 5,619
賃貸管理事業売上収益 外部顧客 11,821計 11,897セグメント利益 1,305
観光事業売上収益 外部顧客 3,654計 3,672セグメント利益 475
外部顧客売上 35,446計 35,671セグメント利益 7,401

上記のセグメント別の数値から、アウトソーシングを中核とする事業構造は堅調に推移しているものの、グループ全体の利益面は前年同期の一部での特別利益の反動により抑制されている状況が継続しています。

財務状態とキャッシュ・フロー

2025年6月末時点の資産総額は前年度末比で減少し、2,994億円台となりました。自己資本比率は22%前後で推移しています。現金及び現金同等物の末株は約590億円となり、前年末から減少しています。四半期ベースの営業キャッシュ・フローは約75億円、投資活動によるキャッシュ・フローは約マイナス29億円、財務活動によるキャッシュ・フローは約マイナス91億円となり、四半期末の現金及び現金同等物は約590億円となりました。

配当と展望

配当については、2025年3月期の通期配当として42円を実施し、2026年3月期には通期で49円の配当を予想しています。なお、2026年3月期第1四半期の決算短信には、将来予測に関する公表内容の変更はないと明記されています。

中期計画と今後の展望

同社は「第四次オリンピック作戦」を2026年3月期を初年度とする4ヶ年の中期計画として開始しました。重点領域は人材投資・労働力不足・シニア・相続の3つの社会課題を起点に、既存事業の深化と新規事業の創出、戦略投資を一体的に推進します。アウトソーシングを通じたBtoBの生産性向上・福利厚生の充実、賃貸管理・観光を通じた地域創生とインバウンドの拡大に注力します。

まとめ

総括として、売上は増加したものの利益は前年同期の特別利益の反動で大幅減となりました。新中計の施策により、中期的な成長が期待されます。IR説明会も予定されており、今後の施策がどの程度実務に落とされるかが焦点となるでしょう。

財務データの出典

本記事はリログループ株式会社(8876)「2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕」および添付資料の要約に基づいています。決算期間:2025年4月1日〜2025年6月30日。

今後の株価を予想

株価は中期的に上昇方向へ動くと予想します。売上の拡大と新中期計画の開始が成長期待を高め、財務の安定性と配当方針も支援材料となるためです。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
8876|リログループ
日時
2025年08月07日 15時30分
表題
2026年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
資料
2026年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結).pdf

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