出光興産、2025年度第1四半期決算は在庫影響除き減益。国内マージンは堅調【5019】

出光興産、2025年度第1四半期決算は在庫影響除き減益。国内マージンは堅調【5019】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


2025年度第1四半期決算の要点

出光興産(銘柄コード:5019)は2025年度第1四半期決算を公表しました。売上高は前年度同期の22,603億円から18,430億円へ減少し、営業利益は前年同期の1,225億円から-210億円へ転じました。税引前利益・経常利益もともに減少し、当期純利益は24年度1Qの950億円に対して25年度1Qは52億円となりました。なお、在庫影響を除いた計数は黒字推移の目安を示すものの、原油価格の下落や基礎化学品市況の悪化、石炭価格の低下が主因となり全体として減益となりました。一方、国内マージンは堅調に推移しており、決算は通期予想を据え置く方針を示しています。

able> 指標 24年度1Q 25年度1Q 増減 備考 売上高 22,603 18,430 -4,173 億円・前年同期比18.5%減 営業利益 1,225 -210 -1,435 億円・赤字転換 当期純利益 950 52 -898 億円・減少 ble>

セグメント別の動向

決算補足資料によると、セグメント別の収益構造は大きく変動しています。燃料油セグメントは24年度1Qの478億円から25年度1Qは206億円へ減少し、基礎化学品セグメントは75億円から-45億円へ赤字化の兆候を示しています。一方、高機能材セグメントは78億円から93億円へ改善し、電力・再生可能エネルギーセグメントは-30億円から-4億円へ改善、資源セグメントは合計で-208億円程度の減益要因となっています。これらを合算した「営業利益+持分法投資損益」は24年度1Qの822億円から25年度1Qは338億円へ減少しましたが、在庫影響を除くと-483億円と大きな影響を受けた点に留意が必要です。

セグメント 24年度1Q 25年度1Q 増減 備考
燃料油セグメント 478 206 -272 減少幅大
基礎化学品セグメント 75 -45 -120 赤字化傾向
機能材セグメント 78 93 +15 堅調
電力・再エネセグメント -30 -4 +26 改善
資源セグメント 石油開発65、石炭183(合計248) 石油開発45、石炭74(合計119) -129 減少
その他セグメント -28 -31 -3 minor要因

今後の見通しと留意点

同社は2025年度の通期予想を公表時点の前提のまま据え置いています。第1四半期は進捗としては順調な面もあるものの、前提となる原油・市況の動向次第で通期の業績に影響を及ぼす可能性がある点には留意が必要です。原油価格の下落が依然として続く場合、在庫評価の影響を含めた実質の収益性改善には時間を要する可能性があります。

今後の株価を予想

短期の株価は下落方向で推移する可能性が高い。理由は2025年度第1四半期の営業利益の赤字化と全体の減収傾向、さらに通期予想の据え置きが市場の慎重姿勢を促すため。次の1か月程度で約5%程度の下落を予想する。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
5019|出光興産
日時
2025年08月08日 15時35分
表題
2025年度第1四半期 決算説明資料
資料
2025年度第1四半期 決算説明資料.pdf

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