エムスリー、FY2025第1四半期は売上高86,200百万円・前年同期比+34%、買収効果と通常状態回帰で成長加速【2413】

エムスリー、FY2025第1四半期は売上高86,200百万円・前年同期比+34%、買収効果と通常状態回帰で成長加速【2413】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


エムスリー FY2025第1四半期決算の要点

エムスリー株式会社は、2025年度の第1四半期(Q1)決算を公表しました。売上収益は 64,209 百万円(FY2024 Q1)から 86,200 百万円(FY2025 Q1)へと前年同期比 +34% の大幅増を記録しました。営業利益は 16,899 百万円 → 19,777 百万円へ、前年同期比で +17% の成長となっています。税引前利益は 18,784 百万円 → 19,683 百万円で +5%、四半期利益は 12,750 百万円 → 13,536 百万円で +6%の伸びとなっています。

同社は、エランやイーウェルの買収効果を含め、売上収益のミックス改善と利益の拡大を着実に進めています。受注残は 359 億円となり、前年同期比で増加しています。COVID関連の売上寄与は FY2024 までの影響であり、FY2025 からは通常状態へ戻り、基礎的な成長が業績に反映される見込みです。

なお、 FY2025 通期の見通しは、売上収益が 360,000 百万円、営業利益が 95,141 百万円と公表されています。期初予想と比較すると、年間ベースで安定成長の軌道に乗る想定です。なお、FY2025 期中には中国 IPO 関連収益などの特別要因も影響する可能性があります。

成長エンジンと今後の展望

エムスリーは「成長エンジン」を三つ掲げています。第一は、事業ドメインの拡大と成長の継続、第二は、既参入市場での継続事業の拡大、第三は、エコシステムシナジーの創出です。具体的には、製薬マーケティングの DX、医療現場の DX、デジスマ診療、AI などのプラットフォームを組み合わせ、世界規模での医師ネットワークと医療データの活用を強化しています。グローバルで約700万人の医師会員を網羅するプラットフォームの拡大と、それに付随する医療データ事業・AI の活用が収益拡大の原動力となる見込みです。

海外セグメントは北米・欧州・APAC で堅調に推移しており、現地通貨ベースでの成長が継続しています。買収によるシナジー効果と新規顧客の獲得が、売上収益のミックス改善と利益の成長を後押ししています。

直近の株価動向と市場の評価

直近の株価は 2025年8月6日終値 1,811 円、5日移動平均 1,864.2 円、25日移動平均 1,878.04 円、出来高は 4,041,200 株でした。決算発表後の成長ドライバーへの期待感が高まっており、今後の通期業績の進捗次第で再評価が進む可能性があります。

市場の焦点と注目点

エムスリーは、医療DX、データ活用、AI、デジスマ診療などの領域でエコシステムを拡大しています。M&A を含む積極的な投資を継続する方針を示しており、今後も新規領域の拡大と現行領域の深掘りで成長を狙います。投資家にとっては、FY2025通期の業績見通しの達成度と、買収効果・海外事業の進捗が重要な評価要因となるでしょう。

補足情報

IR資料では、COVID-19 の影響は FY2024 年度までの影響に留まり、FY2025 年度から通常状態へ戻る見込みとなっています。エンタープライズ向けソリューションの拡張、医療データの活用拡大、AI の普及などを通じて、長期的な成長基盤が強化される見通しです。

今後の株価を予想

株価は上昇方向に動くと予想します。理由はFY2025第1四半期の売上高と営業利益の大幅な YoY 増加、買収効果の継続、FY2025通期の成長見通しの改善、海外市場の堅調さにより市場期待が高まるためです。3か月程度で+5%〜+12%程度の上昇を想定します。ただし、外部要因次第で変動するリスクは留意してください。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
2413|エムスリー
日時
2025年08月06日 15時30分
表題
2026年3月期 第1四半期決算説明資料
資料
2026年3月期 第1四半期決算説明資料.pdf

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