H2Oリテイリング FY2025第1Q補足資料公表: Net Salesは小幅増も部門別利益は不安定、通期は利益改善見通し【8242】

H2Oリテイリング FY2025第1Q補足資料公表: Net Salesは小幅増も部門別利益は不安定、通期は利益改善見通し【8242】
この記事を書いた人

佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


エイチ・ツー・オーリテイリング FY2025 第1四半期補足資料の要点

本日公開された「Supplementary Information to Financial Results for the first quarter of FY2026(FY2025年4月1日〜2026年3月31日)」に基づくと、エイチ・ツー・オーリテイリングのFY2025第1四半期(1Q)実績は、総売上高が前年度同期比で-1.1%の273,290百万円、Net Salesは+1.1%の163,644百万円となりました。1Qの課題としてDepartment Store(百貨店事業)での利益が大幅に減少した一方、Otherの寄与により全体の売上は相対的に安定しています。

セグメント別の動向

1Qの部門別実績をみると、Department StoreのNet Salesは前年度比-10.3%の139,346百万円、Operating Profitは-56.6%の3,453百万円と大きく低下しています。対照的にFood SupermarketはNet Salesが+35.7%の2,093百万円と増加し、Operating Profitは+550百万円増となりました。Shopping CenterはNet Salesが横ばいで1,302百万円、OtherはNet Salesが+60.1%の10,541百万円と大幅増となっています。これらの要因として、1Qには減価償却費が前年より28.7%増の5,995百万円とコスト上昇が顕在化していることが挙げられます。

able> 指標 FY2023 1Q FY2024 1Q FY2025 1Q YoY Gross Sales (百万円) 244,693 276,382 273,290 -1.1% Net Sales (百万円) 154,813 161,895 163,644 +1.1% Operating Profit (百万円) 4,758 9,266 5,504 -40.6% Ordinary Profit (百万円) 5,192 10,198 6,141 -39.8% Profit (百万円) 3,371 26,464 3,980 -85.0% ble>

なお、Consolidatedの1Q profitには前年同期の特別利益を反映した時系列の影響があるため、同期間の比較には留意が必要です。今期のキャッシュポジションには要注意で、現金及び預金は25年6月末時点で31,473百万円と前期末から減少しています。

通期見通し(FY2025)と要因

同IRはFY2025の通期予想を以下のとおり開示しています。1-2QのNet Salesは334,000百万円、3-4Qは356,000百万円、1-4Qは690,000百万円と見込み、前年同期比でそれぞれ+0.8%、+1.6%、+1.2%の成長を想定しています。営業利益は1-2Qで9,200百万円、3-4Qで14,800百万円、1-4Qで24,000百万円と予想され、前年同期比で+13.9%の成長を見込みます。純利益は1-2Qが6,300百万円、3-4Qが11,700百万円、1-4Qが18,000百万円とされ、年計で+48.3%の成長を見込んでいます。

区分 1-2Q 予想 3-4Q 予想 1-4Q 予想
Gross Sales (百万円) 560,000 608,000 1,168,000
Net Sales (百万円) 334,000 356,000 690,000
Operating Profit (百万円) 9,200 14,800 24,000
Profit (百万円) 6,300 11,700 18,000

この通期見通しには、寧波関連ののれん償却の修正など会計処理の影響は織り込まれておらず、事業の収益性改善とコスト管理の両面での改善を前提としています。新規連結の影響を含む過年度の一部特別利益は本年度以降には継続性の検証が必要です。

投資家への要点と留意点

今期の注目点は、部門別の利益率のばらつきと、Otherの大幅寄与による総売上の推移、並びに depreciationを含むコスト構造の動向です。FY2025通期の利益見通しは前年同期比で顕著な改善を示唆しており、株価にはプラスに作用する可能性があります。一方で1-2Qの利益水準が不安定な点はリスク要因として認識しておくべきです。

今後の株価を予想

中期的には株価は上昇方向へ動くと予想します。FY2025の通期利益見通しは前年同期比で著しく改善する見込みであり、1-4Qの利益予想が明示されたことで市場の評価が改善する可能性が高いためです。ただし、1-2Qの利益水準が不安定な点は短期的にボラティリティを生むリスクとして残ります。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
8242|エイチ・ツー・オーリテイリング
日時
2025年08月01日 14時00分
表題
2026年3月期 第1四半期 決算補足資料
資料
2026年3月期 第1四半期 決算補足資料.pdf

適時開示情報の人気記事

新明和工業、建設業法に基づく営業停止処分を公表、期間は30日間【7224】
293viws
IHI 2025年度第1四半期決算、受注拡大と構造改革を確認 株式分割も発表【7013】
174viws
帝人、デュポンへ持株譲渡を決議 事業絞り込みと資源再配分を推進【3401】
169viws
豊田合成、TG星光天津の解散を決定【7282】
139viws
IHI、株式分割を7-for-1実施、定款変更と配当予想修正を発表【7013】
76viws
住友ゴム工業、2025年度通期予想とProject ARKの進捗を公表【5110】
71viws
日本製鉄、株式分割と配当予想修正を発表【5401】
71viws
日本碍子 副社長松田弘人氏逝去 取締役数減【5333】
63viws
日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー新プラントの投資総額を780億円へ上方修正、竣工は2028年度上期、資金調達は自己資金と借入【4205】
63viws
ライオン、インド子会社設立を決議 2026年設立予定【4912】
61viws
ペプチドリーム 2025年中間期決算短信の要点と今後の見通し【4587】
59viws
東洋製罐グループHD、中国にStolle Machineryのスペアパーツ販売子会社を設立【5901】
59viws
ゼンショーホールディングス、第1回社債型種類株式の発行決議と資本金・資本準備金の額の減少を公表【7550】
56viws
日本化薬、自己株式買い付けを実施 期間は2025年7月1日〜31日【4272】
54viws
東洋紡、所属業種を繊維製品から化学へ変更 日付は2025年10月1日【3101】
53viws
ジャパンディスプレイ、Magnolia Unitasへ株式譲渡を完了【6740】
52viws
コスモス薬品、取締役候補を決定 第43期総会へ付議【3349】
51viws
村田製作所 2025年度第1四半期決算発表要点【6981】
50viws
ラクス、2対1株式分割を実施 2025年10月1日基準日・配当予想修正【3923】
49viws
UBE、タイ拠点の構造改革を前倒し 実施時期は2026年3月【4208】
46viws