カシオ計算機、第1四半期決算で652億円売上・37億円営業利益、通期計画を米国関税影響で下方修正【6952】

カシオ計算機、第1四半期決算で652億円売上・37億円営業利益、通期計画を米国関税影響で下方修正【6952】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


概要と要点

カシオ計算機は2026年3月期第1四半期の連結決算を公表しました。全社の売上高は652億円、営業利益は37億円で、前年同期比は売上高が約95.4%、営業利益が約82.4%と、利益面で前年を下回る結果となっています。これに伴い1株当たりの利益(EPS)は16.32円となり、前年同期の26.74円から低下しました。なお、当期純利益も前年を下回る水準でした。

セグメント別の実績を見ると、時計事業の売上高は409億円→395億円、営業利益は59億円→42億円と減少しています。コンシューマ部門は売上高が212億円→201億円、営業利益は11億円→12億円と僅かな変化ながら利益寄与は継続しています。その他の部門は売上高31億円→26億円、営業利益は-10億円→-5億円とマイナス影響が見られます。評価の分かれ目となる調整額は-15億円→-12億円となっています。合計では売上高652億円→622億円、営業利益45億円→37億円となり、営業利益率は6.9%→6.0%へ低下しました。

この第1四半期決算では、米国関税の影響を踏まえた通期見通しの修正が発表されています。通期計画の修正では、米国関税の影響額が約30億円と見込み、営業利益を下方修正する方針が示されています。なお、EdTechやサウンド分野を含む他セグメントは比較的堅調とされ、全社ベースの財務構造は健全性を保っています。財務状態は現金及び有価証券が約1,380億円、純キャッシュが約956億円と高水準で、自己資本比率は約67.1%と安定しています。

セグメント別実績(第1四半期、売上高)

able> セグメント 2024年度実績 2025年度実績 増減 増減率 時計 409億円 395億円 -13億円 96.7% コンシューマ 212億円 201億円 -11億円 94.7% その他 31億円 26億円 -6億円 81.9% 調整額 - -12億円 -12億円 - 合計 652億円 622億円 -30億円 95.4% ble>
セグメント 2024年度実績 2025年度実績 増減 増減率
時計 59億円 42億円 -16億円 72.4%
コンシューマ 11億円 12億円 +1億円 104.6%
その他 -10億円 -5億円 +5億円 -
調整額 -15億円 -12億円 +3億円 -
合計 45億円 37億円 -8億円 82.4%

通期計画の修正と財務の健全性

通期計画の修正では、米国向けの関税影響を見込んで営業利益を約30億円引き下げる方針が示されています。これにより、時計事業を中心とした利益面の回復には時間を要する可能性があります。一方で EdTech やSoun dといった分野は比較的安定して推移しており、財務面では現金及び有価証券が約1,380億円、ネットキャッシュが約956億円と高水準を維持しています。自己資本比率は約67.1%、D/Eレシオは0.20と、堅牢な財務基盤を保っています。

今後の注目ポイント

決算の要点は、売上高と営業利益が前年同期を下回った一方、時計事業を中心に堅調な要素を持つ点です。米国関税の影響を踏まえた通期計画の引き下げは、短期的な株価へネガティブな圧力となり得ますが、現金等の豊富なキャッシュポジションとブランド力を背景に、中長期的には回復の余地があります。為替変動の影響や新規事業領域の動向にも注意が必要です。

今後の株価を予想

今後1〜3か月は株価は下落基調となる見込み。現時点の株価は約1210円付近だが、1150円前後へ調整する可能性が高い。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
6952|カシオ計算機
日時
2025年08月01日 15時30分
表題
2026年3月期第1四半期決算説明会資料
資料
2026年3月期第1四半期決算説明会資料.pdf

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