塩野義製薬 第2四半期決算、HIVLAIと海外事業堅調、通期予想を下方修正【4507】

塩野義製薬 第2四半期決算、HIVLAIと海外事業堅調、通期予想を下方修正【4507】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


塩野義製薬 第2四半期決算概要と今後の展望

本IR資料「***~***」によると、塩野義製薬(銘柄コード:4507)は2025年度第2四半期(中間期)決算の概要を公表しました。売上高と営業利益は前年同期と同水準を維持し、HIV事業および海外事業の安定的な収益拡大が進んでいます。中長期の成長を担う施策として、HIV領域のLAI製剤の拡大や鳥居薬品の完全子会社化、欧米でのエンシトレルビルの申請受理などが挙げられます。また、ViiV社からの配当金増加も財務の安定要因となっています。これらの要因を背景に、中間利益は増益を確保しました。

一方で、通期の売上予想は5,300億円から5,000億円へ下方修正されました。これには国内医療用医薬品の売上の減少見込みや為替の影響、販管費やR&D費の投資方針の変更が影響しています。それにも関わらず、税引前中間利益および中間利益は予想通りに改善しており、全社としてコストマネジメントを徹底しています。2025年度の決算説明には、HIVフランチャイズの安定収益と海外子会社/輸出の売上拡大、ロイヤリティ収入の増加が成長の柱として明示されています。

株主還元については、中間配当を33円とする計画を公表しており、14期連続の増配を見込んでいます。さらに、自社株買いの実施可能性も示唆され、財務体質の強化を図っています。2027年4月には自社生産機能を統合し、グローバルサプライチェーンを一体化する方針も確認できます。

この決算は、感染症領域とQOL疾患領域の成長を両輪に、長期的な成長基盤を強化する方針を示しています。LAI製剤を核としたHIV領域の拡大、海外展開の推進、生産体制の強化といった要素が、今後の業績と株主還元の安定性につながると見られます。

要点の要約

able> 要点 第2四半期は売上高・営業利益は前年並みを維持。HIV事業と海外事業の拡大、LAI製剤の拡大、鳥居薬品の完全子会社化、欧米でのエンシトレルビル申請受理、ViiV社からの配当金増、コストマネジメントの徹底が進展。通期予想は5,000億円へ下方修正だが中間利益は増益。 主な成長要因 HIV LAI製剤の拡大、海外子会社の売上拡大、ロイヤリティ収入の増加、鳥居薬品の完全子会社化、エンシトレルビルの申請受理 財務・配当 中間配当33円、14期連続増配を予定。自社株買いの可能性を示唆。ROE・EPSは改善方向。 今後の重点領域 感染症領域とQOL疾患領域の両立、グローバル生産網の強化、R&D投資の最適化、JTグループ医薬事業との連携強化 ble>

表でみる決算のポイント

項目 現状
売上収益(通期) 5,000億円へ下方修正(初予想5,300億円)
営業利益(通期) 1,750億円程度を予想
税引前中間利益 増益見込み
中間利益 増益見込み
配当 中間配当33円、14期連続増配を予定

事業別展望とリスク要因

国内医療用医薬品の売上が一部減少の見込みとなる一方、海外市場の拡大とロイヤリティ収入の増加が全体を支えます。HIVフランチャイズはLAI製剤の普及とViiV社からの配当によって安定成長が見込まれ、鳥居薬品の完全子会社化によってQOL疾患領域の成長も期待できます。生産網の統合とDXの推進は、長期的なコスト抑制と安定供給の基盤となるでしょう。一方で、為替変動や新薬開発の臨床試験の進捗次第で業績は変動するリスクが残ります。

株主還元の方針とキャッシュフロー戦略

配当と自社株買いを軸に、株主還元を14期連続で拡大する方針を表明しています。財務活動によるCFは安定しており、ViiV社からの配当金の増加と自社工場のアップデート、グローバルサプライチェーンの強化などにより、キャッシュフローの改善を継続させる計画です。

今後の株価を予想

株価は短期的に横ばい圏か小幅下振れを経た後、3~6か月で上昇局面に転じると予想します。理由はHIVLAI製剤の拡大・海外事業の堅調、配当・自社株買いによる株主還元強化、財務健全性の高さが評価材料となり、長期的な成長パスを支えるためです。ただし、通期予想の下方修正はネガティブ要因として短期の株価調整を起こし得る点には留意が必要です。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
4507|塩野義製薬
日時
2025年10月27日 15時30分
表題
2025年度 第2四半期決算説明会
資料
2025年度 第2四半期決算説明会.pdf

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