ABCマート、2025年8月期第2四半期決算は売上高190,132百万円・純利益24,336百万円・EPS98.28円【2670】

ABCマート、2025年8月期第2四半期決算は売上高190,132百万円・純利益24,336百万円・EPS98.28円【2670】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


はじめに

株式会社エービーシー・マート(2670)は、2025年8月期第2四半期決算資料を公表しました。期間は2025年3月1日~2025年8月31日で、連結および海外セグメントの動向、国内市場の進捗が併せて開示されています。本記事では投資家視点で要点を解説します。

決算概要(連結・要点)

able> 指標2023年8月Q2期2024年8月Q2期2025年8月Q2期 売上高169,464188,380190,132 売上総利益88,29596,54397,679 販管費合計58,97562,49364,035 広告宣伝費3,3913,3213,412 仕入物流費3,7443,5583,457 人件費20,52521,89622,614 地代家賃16,65817,90118,396 減価償却費2,6832,8312,919 その他11,97112,98313,234 営業利益29,32034,05033,644 経常利益30,58035,12135,924 親会社株主に帰属する当期純利益21,04324,14324,336 1株当たり当期純利益(円)84.9897.5098.28 ble>

上記連結決算の要点を見ると、売上高は前年同期比で小幅な増加(0.9%増)となり、純利益は0.8%の微増を確保しています。一方で営業利益は前年同期比で小幅マイナスとなっており、販管費の伸びが相応程度の圧力となっています。こうした動きは、国内の店舗網拡大とデジタル施策の継続にも関わらず、海外セグメントの取り組みが相対的に重荷になっていることを示唆します。なお、1株当たり利益は98.28円へと微増しています。

海外セグメントの動向

海外セグメントの売上高は2023年8月Q2期の50,710から2024年8月Q2期は57,782へ拡大したものの、2025年8月Q2期は52,948へ減少しています。セグメント利益は4,991→5,731→3,269と、2024年に増加した後、2025年には抑制的な伸びにとどまっています。為替レートは一部円安・円高の影響を受けつつ推移しており、収益性の改善には海外市場の安定が鍵となりそうです。

期間売上高(海外)セグメント利益
2023年8月Q2期50,7104,991
2024年8月Q2期57,7825,731
2025年8月Q2期52,9483,269

韓国事業の動向

韓国事業は2023年6月Q2期31,904、2024年6月Q2期36,812、2025年6月Q2期33,707と推移しています。売上高は2024年にピークをつくりましたが、2025年には再び減少。セグメント利益は3,542 → 4,184 → 2,351と揺れ動く状況が続いています。為替は10.49円/100WONから11.30円/100WONへと一時的に変動した後、10.44円/100WONへ落ち着く局面が見られました。

国内状況とデジタル施策

国内市場では在庫の適正化・出店・閉店動向とともにデジタル施策を進めています。国内のデジタル比率は約10%前後で推移しており、アプリの累計ダウンロード数は2026年2月期Q2末時点で約17,391千件に達しています。売場面積は安定的に拡大・維持され、デジタルと実店舗の連携強化を図る方針が継続しています。

項目数値・コメント
グループ計の店舗数2025年8月Q2時点で1,503店舗(前期末1,499店舗、出店35店、閉店31店)
デジタル比率9.7%〜12.7%の範囲で推移(期間別に変動)
アプリDL累計累計約17,391千件(2026年2月期Q2末時点)

総括と投資家への示唆

総じて、2025年8月Q2期は売上高・純利益の微増を確保した一方、営業利益は前年同期比で横ばい〜微減という局面です。国内の店舗網・デジタル化は着実に進展しており、株主還元の一環として自社株買いの継続・安定した配当の方針が維持されています。海外セグメントの成長鈍化は今後の焦点となるため、普段の監視では海外市場の景気動向と為替の影響を注視していく必要があります。今後のニュースリリースで、海外の回復が確認できれば、株価の再評価を促す可能性が高いと考えられます。

今後の株価を予想

株価は中期的に上昇圧力が強まると予想します。理由は売上高が前年同期比0.9%増と堅調、純利益も0.8%増、配当性向と自社株買いの継続など株主還元姿勢が評価されやすい点、国内の店舗網とデジタルの連携による成長余地がある点です。一方、海外セグメントの伸び悩みと営業利益の微減は短期的なネガティブ材料となり得るため、反応は限定的な上昇スタンスが中心と見ています。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
2670|エービーシー・マート
日時
2025年10月08日 15時30分
表題
2026年2月期 第2四半期 決算データ資料(期間:2025年3月1日~2025年8月31日)
資料
2026年2月期 第2四半期 決算データ資料(期間:2025年3月1日~2025年8月31日).pdf

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