AEON、8月度月次売上は前年同月比で堅調、統合協議基本合意を公表【8267】

AEON、8月度月次売上は前年同月比で堅調、統合協議基本合意を公表【8267】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


はじめに

イオン株式会社は2025年9月10日に、8月度の月次売上高動向と主要子会社のパフォーマンス、ならびに今後の経営統合に関する基本合意の進展を含むIR資料を公表しました。報告は、2025年2月期の決算データを補完する形で為替・市場動向の影響を読み解く材料を提供しており、統合協議の基本合意が地域戦略の加速材料になる点が強調されています。下記では要点を整理します。

財務指標の動向(最新2年比較)

以下の表は、最新の2年間の主要財務指標を抜粋したものです。2024/02期と2025/02期を比較すると、営業利益は減少傾向、EPSの水準も低下しています。一方で総資産の増加や現金創出力を示す営業CFの改善、新たな配当方針と高い配当性向が維持されている点は投資家にとって注目すべき点です。自己資本比率は低下傾向にあり、ROEも前年を下回っています。これらの要因は株主還元の安定性とリスク管理の観点で重要です。

able> 項目 2024/02 2025/02 営業利益 2508億2200万 2377億4700万 EPS 17.42円 11.19円 ROE 4.24% 2.74% 総資産 12兆9408億 13兆8333億 自己資本比率 8.1% 7.6% 一株配当 12円 13.33円 配当性向 68.9% 119.1% 自社株買い 1,400万株 1,300万株 ble>

8月度の月次売上動向と統合動向

8月度の月次売上高は、猛暑日が続く環境下でも、主要子会社の既存店・全店を問わず前年同月比で概ね上回る結果となっています。特にAEON北海道やAEON KYUSHUなどの地域別事業では堅調な推移がみられ、統合協議に関しては首都圏・近畿圏での基本合意が進展しています。以下は8月度の主要子会社別のYoY動向の要点です。

セグメント/子会社 8月度YoY
イオンリテール 全店 102.7%
イオンリテール 既存店 102.1%
AEON北海道 全店 109.2%
AEON北海道 既存店 101.8%
AEON KYUSHU 全店 100.5%
AEON KYUSHU 既存店 102.0%
キャンドゥ 全店 100.8%
キャンドゥ 既存店 98.3%
COX 全店 107.0%
COX 既存店 107.6%

今後のポイントと市場の反応

IR資料には、8月度の実績とともに、首都圏・近畿圏での経営統合協議に関する基本合意の締結が強調されています。これにより、地域間の規模拡大とサプライチェーンの最適化によるシナジー効果が市場の注目点となります。一方で、2025/02期ベースのROE低下や自己資本比率の低下、配当性向の大幅な上昇は財務の安定性に対する懸念材料としても捉えられます。総じて、統合効果の実現と財務の安定性の両立が、今後の投資判断の鍵となるでしょう。

結論

要点は、8月度の月次売上が前年同月比で堅調に推移したことと、統合協議の基本合意が進展した点です。一方で、EPS・ROE・自己資本比率の低下、配当性向の急上昇など財務健全性の課題も併存しています。今後は統合効果の実現と財務安定性の両方を見極める局面と言えます。

今後の株価を予想

中期的には株価は上昇基調になると予想。理由は8月度の月次売上が前年同月比で堅調を示し、首都圏・近畿圏での統合協議の基本合意が市場の期待を支えるため。ただしEPS・ROE・自己資本比率の低下と高い配当性向の持続性には留意が必要で、これらが短期的な変動要因となる可能性もある。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
8267|イオン
日時
2025年09月10日 15時30分
表題
イオン(株)8月度連結営業概況
資料
イオン(株)8月度連結営業概況.pdf

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