いちご、2025年2月期決算と月次発電実績を公表—配当増額と自社株買いを実施【2337】

いちご、2025年2月期決算と月次発電実績を公表—配当増額と自社株買いを実施【2337】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


いちご(2337)IR資料の要点と投資家向け解説

2025年9月3日に提出されたIR資料を基に、いちごの財務状況とサステナブルインフラ事業の動向を分かりやすく解説します。以下では、決算の要点と資本政策、そして月次発電実績の最新動向をつきとめ、投資判断の参考になるポイントを整理します。

事業・財務の要点

2025年2月期の決算は、売上高835.76億円、営業利益16.39億円、EPS34.86円、ROE13.68%、自己資本比率27.3%、総資産4067.15億円と報告されました。現金フローの観点では、営業活動によるCFが-284.49億円と赤字基調ですが、投資活動CFは+53.58億円、財務活動CFは+195.67億円と資本性の活用を進めています。配当は1株10.5円、配当性向は30.1%、自社株買いは55.64億円と株主還元の強化が明確に示されています。

また、いちごグループは太陽光および風力発電所を運用しており、発電実績の開示も行っています。8月の発電量は23,339,143kWhで、前年同月比2.4%増となり、CO2削減量も拡大しています。通期のCO2削減量は約1,045万kg-CO2を見込んでおり、環境価値の創出と事業の安定成長を両立させるロードマップを示しています。

発電実績の概要

月次の発電実績では、8月の総発電量が23,339,143kWh、CO2削減量は10,109,840kg-CO2となりました。上期の総発電量は約136,965,585kWh、CO2削減量は59,083,437kg-CO2、通期見通しは総発電量約234,662,770kWh、CO2削減量約104,502,146kg-CO2と公表されています。発電量の増加は、環境事業の成長と安定性を示唆する材料です。

株主還元と資本政策

株主還元については、2013年以降の配当実績が着実に増加しており、今回の決算情報でも1株当たり10.5円の配当が公表されています。配当性向は30.1%、自社株買いは過去数年で積み重ねられ、2025年2月期には55.64億円の自社株買いを実施しています。これらは株主価値の向上を狙った積極的な資本政策の一環です。

見通しとリスク

全体として、売上高・利益の成長とともに、月次発電実績の拡大が環境事業の強みを示唆します。一方で、営業CFが依然赤字であり、資金繰りの安定性には注意が必要です。財務健全性は総資産の拡大と自己資本比率の水準から中位程度に留まるため、資金効率と財務体質の改善が株価に影響を及ぼす可能性があります。総じて、収益性の改善と資本政策の積極化は株価の押し上げ材料になると考えられます。

財務指標の要点

able> 指標2025/02 売上高835.76億円 営業利益16.39億円 EPS34.86円 ROE13.68% 総資産4067.15億円 自己資本比率27.3% CF(営業)-284.49億円 CF(投資)+53.58億円 CF(財務)+195.67億円 1株配当10.5円 配当性向30.1% 自社株買い55.64億円 ble>

要点のまとめ

今回のIRは、財務の安定性と環境事業の成長を両立させる戦略を示しています。株主還元の強化と資本政策の積極化は投資家にとって魅力的な要素であり、発電実績の拡大が事業の成長性を裏付ける材料です。ただし、営業CFのマイナスは引き続く可能性がある点には留意が必要です。

なお、本解説は「***~***」が提出したIR資料に基づくものであり、環境事業の実績と財務情報は同資料の表記を尊重しています。

出典: いちご IR資料(***~***)

今後の株価を予想

株価は短期~中期で上昇基調と予想。理由は、決算で835.76億円の売上高・EPS34.86円・ROE13.68%と収益性が改善、配当10.5円・配当性向30.1%、自社株買い55.64億円の実施により株主還元が強化される点、8月の月次発電実績が予測比2.4%増と環境事業の成長期待を高める点にある。しかし、営業CFがマイナスである点は長期的な資金繰りの懸念材料として併存しており、価格の上げ幅はこれらの指標の動向次第で上下に振れる可能性もある。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
2337|いちご
日時
2025年09月03日 15時30分
表題
いちご太陽光および風力発電所 月次発電実績(2025年8月)のお知らせ
資料
いちご太陽光および風力発電所 月次発電実績(2025年8月)のお知らせ.pdf

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