レオパレス21、2026年3月期第1四半期決算説明会で開発受注と資本政策を公表【8848】

レオパレス21、2026年3月期第1四半期決算説明会で開発受注と資本政策を公表【8848】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


結論と要点

レオパレス21は、2026年3月期第1四半期決算説明会において、賃貸事業の堅調な推移と開発事業の好スタートを示しました。特に賃貸事業は成約家賃単価の上昇と入居率の計画超を確認、法人需要の牽引が続く見通しです。一方、資本政策として自己株式のTOBと自己新株予約権の取得を実施し、希薄化リスクの抑制と株主還元の強化を図りました。現預金は増加し、自己資本比率は42.9%と安定水準を維持しています。今後は季節性の影響を受けつつも、通期計画の達成を目指します。

1Q実績の要点

able> 指標 数値 備考 売上高 1,117億円 入居率は前期を上回る一方、平均入居率は低位のまま。 営業利益 122億円 前期比+18.6%、計画比+19.7% 経常利益 115億円 第1四半期としては高水準。経常利益はリーマンショック後最高益水準との表現。 純利益 減益 自己新株予約権消却等の特別損失計上により減益。ただし計画比では165.6%の進捗。 成約家賃単価 大幅上昇 6月に特に上昇。法人需要が牽引要因。 入居率 計画上回り 6月末時点で前年同月比プラス。 法人利用戸数比率 64.7% 中期計画の70%へ向け拡大を継続。 自己株式TOB 実施済 522円、約1億3700万株、総額約716億円。 自己新株予約権取得 実施済 383円、約2600万株相当、総額約100億円。 総費用 約816億円 キャッシュイン約190億円を伴う一方、実質キャッシュアウトは約626億円。 現預金 約1054億円 第1四半期末時点で増加。 自己資本比率 42.9% 新株予約権行使等の影響を含む形での水準。 ble>

資本政策と財務状況

資本政策としては、5月に公開買付け(TOB)と自己新株予約権の取得を公表しました。TOBの買付価格は522円、買付株数は約1億3,700万株、総額約716億円、自己新株予約権の取得は383円、約2600万株相当、総額約100億円です。これら2件を合算した費用は約816億円となりますが、6月末には新株予約権の一部行使に伴う約190億円のキャッシュインが発生し、実質的なキャッシュアウトは約626億円となります。TOBの決済は7月16日に完了済みです。加えて、資本政策の一環として7月31日付で資本金の減少が実施され、財務基盤の安定性を確保しています。

また、7月31日付でみずほ銀行とコミットメントライン契約を締結しました。借入限度額100億円、期間1年間、無担保・無保証の条件で、今後の成長投資や環境変化への対応力を高める狙いです。現時点での借入発動は予定していません。

賃貸事業の現状

賃貸事業は法人需要の牽引により、成約家賃単価が上昇基調を維持しています。4月・5月は計画通り推移しましたが、6月には単価が大きく上昇。入居率は計画上回り、6月末時点で前年同月比プラスとなりました。今後はダイナミックプライシングと自治体連携を通じ、個人契約の獲得を強化し、入居率のさらなる改善を図ります。外国籍利用戸数は全体の11.9%に達し、企業契約の拡大が要因です。現在、自治体との協定を含め、外国籍の就労・居住環境の整備を継続します。

開発事業の現状

開発事業は第1クオーターで30棟、449戸、受注高41億円の着地。首都圏・名古屋圏を対象に本格再開し、受注棟数は37.5%、戸数40.8%、受注高41.0%の進捗です。粗利率は現時点で10%〜15%を見込み、受注ペースと施工体制の整備を見極めつつ、無理のないペースで進行します。

グアムホテルについて

グアムホテルは依然として営業赤字を計上しており、売却の具体的な進捗は現時点では見られません。

配当と株主還元

2025年3月期の定時株主総会で1株当たり5円の配当を決議・実行しました。2026年3月期も前期と同様に1株当たり年間10円の配当を計画しています。今後も配当性向の改善を含め、株主還元を重視していく方針です。

今後の見通しとリスク

賃貸市場は引き続き堅調に推移する見込みですが、第4四半期の季節性により費用が増加する局面が想定されます。新規受注の開発事業は着実に進捗しており、資本政策による希薄化抑制と資金調達の柔軟性確保は財務の安定性を高める要因です。一方、グアムホテルの状況や市場の規制動向には留意が必要です。

今後の株価を予想

株価は中期的に上昇方向で推移すると予想。理由は賃貸事業の成約家賃単価上昇と入居率の計画超、開発事業の好調な受注、株主還元の強化と希薄化抑制の具体策、資本政策の実施による企業価値の維持が材料。短期目標レンジは730〜770円程度を想定。現状の695円前後からの上昇が見込まれる。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
8848|レオパレス21
日時
2025年08月26日 15時30分
表題
2026年3月期第1四半期 決算説明会 当社説明・質疑応答
資料
2026年3月期第1四半期 決算説明会 当社説明・質疑応答.pdf

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