テルモ、OrganOxを約1.5億米ドルで買収、臓器保存デバイス分野へ参入【4543】

テルモ、OrganOxを約1.5億米ドルで買収、臓器保存デバイス分野へ参入【4543】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


取引の要点

テルモ株式会社は臓器保存デバイスのイノベーターOrganOx社を約1.5億米ドルで買収し、同社を完全子会社化します。本買収は、臓器提供者(ドナー)から摘出された臓器を長期・安定保存し、輸送・移植の機会を最大化するNMP(Normothermic Machine Perfusion)技術の活用を通じて、臓器移植分野へ参入することを目的としています。最終契約は2025年8月23日付で締結済みであり、買収完了日は米国規制当局の承認等を前提として速やかに実施する方針です。組織上はOrganOx社をテルモの100%子会社化する予定で、現行のテルモグループの資本関係は変更され、買収価額にはOrganOx社の現金・有利子負債・運転資本などの調整が含まれます。

OrganOx社は肝臓用NMPデバイス「metra」を中心に臓器保存デバイスを提供しており、NMP技術は臓器の保存期間の延長と機能評価を可能にします。metraは米国FDA承認を取得済みで、2021年以降米国をはじめEU・英国・オーストラリア・カナダ等での実績があり、これまで延べ6,000例以上の肝臓移植での利用実績があります。テルモは本買収を通じて、臓器移植分野の成長ポテンシャルを取り込み、同社の中長期戦略であるポートフォリオ高度化と新規ソリューションの創出を図ります。

取引の詳細と背景

able> 取得株式数8,896株(議決権0.5%) 取得後の発行済株式総数1,968,255株(議決権100.0%) 取得価額約1,5億米ドル 支払資金の調達方法金融機関借入等による資金を充当する予定 最終決定日2025年8月23日 買収完了日米規制当局の承認等の取得後、速やかに実行予定 買収の目的臓器移植関連分野への参入と事業ポートフォリオの高度化 ble>

今後の展望とシナリオ

本買収によりテルモは臓器移植領域への参入を果たし、NMPデバイスを活用した新規ソリューションの提供を拡大します。OrganOxの技術とテルモのグローバルな販売網・研究開発力の統合は、待機患者の臓器利用率向上と移植医療の発展に寄与することが期待されます。なお、買収による財務影響については現在精査中であり、公表事項が生じ次第開示される予定です。

直近の株価動向と市場の注目点

直近のテルモ株価は2025年8月25日の終値が2,628円となっています。買収発表は中長期の成長機会を示唆する一方、財務負担の観点から短期的な市場の反応には留意が必要です。とはいえ、OrganOxのNMP技術とテルモのグローバル展開力の組み合わせは、長期的な株主価値の向上に寄与すると見込まれます。

参考情報(株価データ)

日付始値高値安値終値出来高
2025-08-25273027312621.526285,599,700

今後の株価を予想

株価は今後3~6か月で上昇基調に転じると予想します。理由はOrganOxのNMP技術とテルモのグローバル販売網の統合による長期的な成長期待、臓器移植市場の拡大ポテンシャル、及び新規デバイス開発の加速が市場価値を押し上げるためです。ただし買収資金の調達による短期的な財務負担の影響はあるものの、長期的にはプラス要因として作用するとみられます。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
4543|テルモ
日時
2025年08月25日 08時30分
表題
臓器保存デバイスのイノベーターOrganOx社を買収し、臓器移植関連分野に参入
資料
臓器保存デバイスのイノベーターOrganOx社を買収し、臓器移植関連分野に参入.pdf

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