IHI、2026年3月期第1四半期決算短信を公表 株式分割と中長期ポートフォリオ改革を進行【7013】

IHI、2026年3月期第1四半期決算短信を公表 株式分割と中長期ポートフォリオ改革を進行【7013】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


IHI、2026年3月期第1四半期決算短信の要点と今後の展望

本日 IHIは2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~6月30日)の連結決算短信を公表しました。航空・宇宙・防衛を核とする中核事業は、民間向け航空エンジンのアフターマーケット拡大や防衛・宇宙分野の需要拡大を背景に堅調な取り組みを継続している一方、為替の影響や販管費の増加などにより、営業利益は前年同期比で減少しました。受注高は前年同期比で大幅に増加したものの、売上収益は為替影響や前年度の大型工事の反動などで3.0%の減収となっています。決算短信では、グループポートフォリオ改革を継続し、成長をけん引する領域への資源配分を進める方針が示されています。

重要なポイントは以下のとおりです。第一に、今期の連結売上収益は337,791百万円(前年同期比△3.0%)となり、営業利益は20,889百万円(△12.3%)と減少しています。税引前四半期利益は20,225百万円、当期純利益は12,488百万円と、前年同期を下回っています。1株当たりの純利益(基本・希薄化後)はともに76.64円となりました。第二に、2026年3月期の通期業績予想は、売上収益1,650,000百万円、営業利益150,000百万円、親会社所有者帰属の当期利益120,000百万円と、従来予想を維持しています。第三に、株式分割の実施と定款変更が決定されており、2025年10月1日を効力日とする7分割(1株を7株へ)を実施します。これに伴い、1株当たり情報の水準は分割後に調整され、今後の配当予想は、分割後の水準を反映した数値で提示されます。配当については、2026年3月期予想として期末配当を70円、10円の特別扱いを想定する形が示されています。

セグメント別の業績を見ると、資源・エネルギー・環境、社会基盤、産業システム・汎用機械、航空・宇宙・防衛の各領域を横断的に見直すポートフォリオ改革を推進中です。2025年6月期の受注高は前期比で29.1%増となり、堅調な需要を示す一方、売上総利益は販管費の増加と為替影響を受けて鈍化しています。今回の決算短信には、JMUの一部譲渡や輸送機器事業の売却など、事業ポートフォリオ改革の進捗が詳述されており、中長期的に価値創出を加速させる方針が示されています。

なお直近の株価動向として、2025年8月6日の取引で始値17,340円・高値18,050円・安値16,350円・終値17,140円となっており、直近5日・25日の移動平均は高めの水準で推移しています。株式分割の実施は流動性向上の効果が見込まれ、今後の市場反応に影響を与える可能性があります。

以下に要点を表に整理しました。

able>指標2025年3月末累計2026年6月30日 第1四半期累計売上収益(百万円)348,163337,791営業利益(百万円)23,83020,889税引前四半期利益(百万円)31,68220,225四半期利益(百万円)19,74912,4881株当たり四半期利益(円)122.7776.64総資産(百万円)2,240,3922,240,059親会社所有者帰属持分(百万円)481,726490,518現金及び現金同等物(百万円)136,80991,023株主資本比率21.5%21.9%ble>

今後の注目点

決算短信には、航空エンジン・ロケット・防衛・宇宙関連の成長領域への資源集中と、生産能力の強化・DX推進による生産性改善、さらにはクリーンエネルギー領域の育成が掲げられています。今後の実現には、為替動向・資材コスト・大型案件の進捗などの外部要因に注意が必要ですが、ポートフォリオ改革と株式分割による市場の関心喚起が株価のサポート要因となる可能性が高いと見られます。

市場動向と株価の見通し

直近期近の株価はおおむねレンジ内で推移しており、株式分割の実施が市場の流動性を改善する見込みです。今後、通期予想の維持と分割後の一株情報の見直しが投資判断の材料となり、短期的には反発を伴う動きが想定されます。ただし為替リスクや大型案件の進捗次第でボラティリティは継続する可能性があるため、センチメントの変化には注意が必要です。

今後の株価を予想

株価は今後上昇方向に動くと予想します。理由は、分割による流動性向上と、通期予想の維持・成長領域への資源配分強化、航空エンジン・ロケット・防衛・宇宙分野の需要拡大への期待です。ただし為替や大型案件の進捗次第で短期は変動リスクも高い点に留意。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
7013|IHI
日時
2025年08月06日 13時00分
表題
2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
資料
2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結).pdf

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