三菱電機、25年度1Qは売上1兆3128億円・営業利益1119億円で過去最高を更新。通期見通しを据え置き【6503】

三菱電機、25年度1Qは売上1兆3128億円・営業利益1119億円で過去最高を更新。通期見通しを据え置き【6503】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


今回のポイント

三菱電機は2025年度第1四半期(25年度1Q)において、売上高1兆3,128億円、営業利益1,119億円を計上し、前年同期比で大幅な増収増益を達成。これにより、1Qとして過去最高を更新しました。通期見通しは売上高5兆4,000億円、営業利益4,300億円、親会社株主に帰属する当期純利益3,400億円を据え置く方針です。為替の影響を受けつつも、インフラ・ライフ分野の拡大やFAシステムの需要増を背景に、通期の成長を見込んでいます。

以下は今回の要点とセグメント別の実績を、読みやすく整理した表と本文です。まず結論として、1Qの実績が通期見通しの下地を強化しており、投資家にとっては現状の成長トレンドが継続する可能性が高いと判断できます。次に、部門別の実績やキャッシュ・フローの動向を詳述します。

1Qの概要と通期見通しの関係

25年度1Q実績は、前年同期比で売上高が+264億円、営業利益が+533億円と大幅な伸びを示しました。特に、インフラ・ライフ分野の寄与が大きく、為替影響を踏まえつつも事業規模の拡大とコスト管理の両立で、利益率は前年を大きく上回る8.5%へ改善しています。これを踏まえ、通期の売上高は54,000億円、営業利益は4,300億円、親会社株主に帰属する当期純利益は3,400億円と見通しを維持しています。

able> 指標 24年度1Q 25年度1Q 前年同期比 売上高(億円) 12,864 13,128 +264 営業利益(億円) 586 1,119 +533 税引前当期純利益(億円) 761 1,240 +479 親会社株主に帰属する当期純利益(億円) 491 909 +418 営業利益率 4.6% 8.5% +3.9pt ble>

部門別の実績を見ると、インフラ・ライフを核としたセグメントでの増収・増益が顕著です。特にFAシステムやセミコンダクター・デバイスなどの成長領域が寄与しており、全体の利益率改善につながっています。通期見通しはおおむね前回の想定を維持しており、為替影響を含めた収益環境の改善が続くとの見方です。

セグメント別の動向(1Q実績)

25年度1Qのセグメント別実績を見ると、 Infrastructure、Life、Industry & Mobility、FAシステム、セミコンダクター・デバイスといった主要部門が、売上高と営業利益の双方で前年を上回っています。特に Life と Infrastructure の寄与が大きく、デジタルイノベーションやセミコンダクター分野も一定の伸びを示しました。各部門の主要指標は以下のとおりです。

セグメント 売上高(億円) 営業利益(億円) 営業利益率
インフラ 2,658 180 6.8%
インダストリー・モビリティ 3,836 259 6.8%
FAシステム 1,800 171 9.5%
自動車機器 2,035 87 4.3%
ライフ 5,678 465 8.2%
ビルシステム 1,543 124 8.1%
空調・家電 4,135 341 8.3%
デジタルイノベーション 315 12 4.0%
セミコンダクター・デバイス 684 96 14.0%
その他 1,756 199 11.4%

全セグメントを合算した結果、総売上高は1兆3,128億円、総営業利益は1,119億円、営業利益率は8.5%となり、前年同期を大きく上回っています。なお、通期の見通しは25年度見通しとして54,000億円の売上高、4,300億円の営業利益、3,400億円の親会社株主帰属純利益を想定しています。

株価の現状と投資判断の視点

直近の株価は2025年7月31日終値で3,342円、前日比は上昇。1Qの過去最高更新と通期見通しの据え置き、さらにキャッシュ・フローの改善が示されたことは投資家にとってポジティブ材料です。配当は1株50円(2025/03)と継続しており、配当性向もおおむね安定的です。自社株買いは2024年3月期以降継続しており、株主還元姿勢は評価材料となります。今後は円高・円安といった為替動向や半導体・FA関連需要の変動が業績に影響を与える可能性があるものの、現状の伸びを維持できれば株価はさらに上昇する可能性が高いと見ています。

今後の焦点

第一に、25年度の業績見通しが為替の変動を踏まえたうえで設定されている点。第二に、インフラ・ライフ分野を中心とした需要拡大と、FAシステムのAI関連需要の伸長。第三に、量産系事業の受注推移とセグメント間の利益率の動向です。これらが安定して推移すれば、株価は中期的にも上昇圧力を維持する可能性があります。

今後の株価を予想

株価は近短期で上昇方向へ動くと予想します。理由は25年度1Qの過去最高更新と通期見通しの据え置き、セグメント別の堅調、キャッシュ・フローの改善、配当・自社株買いを含む株主還元の安定化が支援材料となるためです。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
6503|三菱電機
日時
2025年07月31日 15時30分
表題
2026年3月期第1四半期決算説明会資料
資料
2026年3月期第1四半期決算説明会資料.pdf

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