旭化成 2026年3月期 第1四半期決算発表【3407】

旭化成 2026年3月期 第1四半期決算発表【3407】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


旭化成 第1四半期決算のポイントと読み解き方

旭化成は2026年3月期第1四半期決算短信を公表しました。以下では投資家目線で要点を整理します。なお、今期は旭化成メディカルの連結対象から除外されたことが重要な前提となります。

業績の概要

2025年4月1日〜2025年6月30日までの第1四半期連結累計は、売上高が738,321百万円、前年同期比0.3%増、営業利益が53,653百万円、前年同期比7.6%増となりました。一方、経常利益は49,957百万円で前年同期比7.0%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は19,716百万円で前年同期比42.2%減となっています。

主な要因と構造改革の影響

今回は連結範囲の変更があり、旭化成メディカルおよびその連結子会社4社を連結対象から除外しています。これに伴い、持分法適用会社として扱う方針へ移行しています。セグメント別には、マテリアルセグメントで3,607百万円の減損損失を計上、事業構造改善費用として29,880百万円を計上するなど、資産の見直しや費用計上が目立ちます。研究開発機能の一部をマテリアルへ再編したこともあり、全社費用の配賦方法変更によりセグメント別の利益に再編影響が出ています。

セグメントと財務状況の動向

ヘルスケア・住宅・マテリアルの3セグメントの合計は約60,000百万円程度の営業利益を確保しており、全社費用等の控除後の最終的な営業利益は53,653百万円となりました。6月末時点の総資産は約4,015,214百万円、自己資本比率は46.0%程度と健全性を維持しています。また、現金及び現金同等物の期末残高は約380,595百万円で、キャッシュフローの状況は改善傾向にあります。決算短信には減損や構造改革費用の影響を踏まえた上での通期予想の維持が明記されています。

キャッシュ・フローと配当方針

第1四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは約41,559百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは約△56,823百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは約+22,635百万円となり、現金及び現金同等物の残高は380,595百万円で推移しています。配当については、2026年3月期の年間配当予想を40.00円(第1四半期末20.00円、第2四半期末20.00円、通期計)と公表しており、安定的なキャッシュリターンを提供する方針です。

今後の見通しと市場への影響

通期の業績見通しは、前回公表の予想を維持しています。第2四半期以降の進捗次第で修正の可能性はあるものの、現時点では売上高・営業利益の成長が継続する見込みと評価されます。今回の連結範囲の変更と減損・事業構造改革費用の計上は一時的な影響ですが、中長期的にはグループの再編による効率化効果が期待されます。

要点のまとめ

  1. 売上高は横ばい〜小幅増、営業利益は増加、純利益は大幅減。
  2. 旭化成メディカルの連結除外による財務構造の再編を実施。
  3. 減損・事業構造改善費用の計上があり、短期的な収益性に影響。
  4. 通期予想は維持、配当は40円の通期配当を予定。

株価への影響と投資判断のポイント

今回の決算は短期的にはネガティブ材料を含むものの、通期予想の維持と安定配当の継続、財務基盤の健全性が評価される点が明確です。市場は連結範囲の変更と再編を織り込みつつ、長期的な収益力の回復にフォーカスする可能性があります。株価は短期的には横ばい〜やや上昇の局面が想定され、年内に1,100円前後を試す展開があると見ています。

今後の株価を予想

年内に株価は上昇基調。目標価格は約1,150円程度を想定。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
3407|旭化成
日時
2025年07月31日 12時30分
表題
2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
資料
2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結).pdf

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