IIJ 1H25決算――売上高1619.1億円、1H25営業利益153.9億円、FY25は3400億円へ【3774】

IIJ 1H25決算――売上高1619.1億円、1H25営業利益153.9億円、FY25は3400億円へ【3774】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


はじめに

インターネットイニシアティブ(IIJ、銘柄コード3774)は、2025年上半期(1H25)の決算説明資料を公表しました。売上高は1619.1億円と前年同期比+10.1%の成長を示し、営業利益は153.9億円(YoY+30.6%)、当期利益は100.3億円(YoY+34.2%)と高い増益を達成しました。ストック売上の比率が高水準で推移する一方、NWサービスとSIの売上拡大が寄与しています。1H25は大型案件の売上計上の進展と、VMwareライセンス関連の反動影響など一時的要因を除けば、全体の利益水準を押し上げる要因が揃いました。

1H25の要点と財務指標

1H25の総売上高は1,619.1億円、売上総利益は351.3億円、営業利益は153.9億円となり、いずれも前年同期を上回りました。ストック売上の比率は81.6%と高水準を維持しており、長期的な収益安定性を裏付けています。また、1H25の当期利益は100.3億円で、前年同期比+34.2%の増益となりました。これらの要因は、NWサービスの拡販とSIの需要増、退職給付引当金戻しの寄与を反映しています。

able> 1H25 売上高1619.1 億円 1H25 売上総利益351.3 億円 1H25 営業利益153.9 億円 1H25 当期利益100.3 億円 ストック売上比率(1H25)81.6% ble>

FY25の見通しと財務計画

IIJはFY25(2025年4月1日〜2026年3月31日)の通期見通しを公表しています。売上高は3400億円、営業利益は365億円、当期利益は337億円を想定しており、前年実績に対していずれも増益を見込んでいます。通期計画は、NWサービスの拡販とSIの大型案件の安定化を前提に、ストック売上の拡大を継続させる方針です。

FY25 売上高予想3400 億円
FY25 営業利益予想365 億円
FY25 当期利益予想337 億円
1株当たり配当予想39円程度

大型案件と成長戦略の動向

資料では、1H25の大型サービスインテグレーション案件の売上計上が本格化しており、NWサービスのストック売上を押し上げる局面が継続すると説明しています。具体的には、地銀向け新共同プラットフォーム、第2期の地銀系案件、愛媛県向けGIGAスクールインフラ更改、金融機関・サービス事業者向けの大規模案件など、長期契約ベースでの売上計上が見込まれています。これら大型案件の進展は、安定的なストック型収益の拡大と、FY25の増益見通しを支える要因となります。

支出面ではFY25 CAPEXは約300億円を計画しており、-white井DC3期棟建設を含む恒常投資と案件見合い投資を組み合わせる方針です。データセンター拡張とプライベートクラウドの強化を通じ、長期的なNWサービスの品質と供給力を高める戦略です。

リスクと留意点

決算資料には、為替動向やVMwareライセンス関連の影響、退職給付引当金戻しなど一時的な要因が含まれており、これらが今後の四半期業績に影響を及ぼす可能性があります。加えて、FY25の予想は市場環境や大型案件の獲得状況に依存するため、実際の業績は前提の達成度次第となります。

総括

1H25はIIJの業績が堅調に推移した期間であり、NWサービスとSIの組み合わせによる売上成長とストック売上の積み上げが特徴でした。FY25の予想通り、長期の大型案件の寄与と安定的な収益基盤の構築を進める方針は、株主価値の向上につながる可能性を高めています。

今後の株価を予想

株価は中期的に上昇する見込み。理由は1H25の堅調な業績、小売り・SIを含む大型案件の進捗、ストック売上の高比率、FY25の通期予想での増益見通し、安定的なキャッシュフローと配当方針の継続性に根ざします。ただし為替変動やVMware関連費用の影響などのリスクには留意が必要です。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
3774|インターネットイニシアティブ
日時
2025年11月07日 12時00分
表題
2026年3月期上半期(1H25)連結業績説明資料
資料
2026年3月期上半期(1H25)連結業績説明資料.pdf

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