セブン&アイHD、IR資料で銀行・ SSTの連結方針を開示。2Hは持分法適用へ、副次的影響を含む財務の再評価が焦点【3382】

セブン&アイHD、IR資料で銀行・ SSTの連結方針を開示。2Hは持分法適用へ、副次的影響を含む財務の再評価が焦点【3382】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


セブン&アイHD、2025年10月9日付の決算補足資料を公表

本日公表された「2026年2月期 第2四半期決算補足資料」に基づき、セブン&アイ・ホールディングスは、2025年6月24日付で Seven Bank(セブン銀行)および SST(スーパーストア事業グループ)を連結子会社として取り扱う方針を見直しました。これに伴い、2025年下半期以降はセブン銀行および SST の業績が持分法適用会社として連結決算に反映される見込みで、2026年2月期の通年見通しもこの前提で算出される予定です。これにより、四半期ベースの構造変化が財務指標に影響を及ぼす可能性がある点に市場の注目が集まっています。

IR資料には、グループの売上高やセグメント別の動向、キャッシュフローと配当方針、及び中期経営計画の指標が併記されています。特に、国内コンビニエンスストア事業と海外コンビニエンスストア事業を軸に、全体の売上構成の変化が読み取れます。なお、2025年下半期以降の決算は持分法の反映となるため、通期予想の見直しは今後の開示動向次第での調整リスクがあります。

以下、主要ポイントを表とともに整理します。まずは財務の要点を表で確認し、その後セグメント別の動向とストア網の状況を概説します。

able> 指標 FY2024 実績 FY2025 予想/計画 グループ売上(百万円) 18,442,884 17,086,000 EBITDA(百万円) 995,523 922,500 ROE(%) 4.5 7.2 一株当たり当期純利益(EPS)(円) 11.88 66.62 総資産(百万円) 11,386,111 9,650,060 自己資本比率 35.1% 35.4% ble>

IR資料にある「2026年2月期」への適用基準変更は、グループの財務構造全体に影響を与える可能性があり、連結子会社の範囲変更に伴うベースの見直しが今後の決算説明で詳しく示される見込みです。店舗事業の動向としては、国内外のコンビニエンスストア網を中心に出店・閉店の動きが継続しており、グループ全体のキャッシュ・フロー改善を目指す投資計画が継続しています。

セブン&アイは中期経営計画の指標を提示しており、EBITDAを中心としたキャッシュ創出を重視した運用を継続します。配当は中長期の株主価値最大化の方針の下、2025年度は1株40円の配当を掲げ、配当性向の安定化にも取り組んでいます。グループ全体のストア網の拡大と、海外事業の寄与が引き続き業績の鍵になる見込みです。なお、今回の開示には「将来予測には不確実性がある」旨の注意書きが添えられています。

本文の補足として、国内のセブン-イレブン・ジャパンを含む主要子会社の店舗情報・設備投資・減価償却費の動向、海外の7-Eleven事業の展開、及びセブン銀行・関連金融サービスの動向が併せて開示されています。世界のセブン-イレブン店舗網は、2025年8月末時点で86,216店舗に達しています。これらの情報は、投資判断の際にセグメント別の寄与度や資本配分の適正性を検証する材料として有用です。

セグメント別の動向と店舗網の状況

国内 CVS は相対的に安定した収益構造を維持、海外 CVS はグローバル展開が拡大しており、セグメント別の売上構成は海外の寄与が大きい構図となっています。スーパーストア事業は依然としてグループの中核ではあるものの、国内・海外の店舗開発と資本投資の組み合わせで収益性を高める取り組みが継続されています。金融関連事業は堅調な配当と財務戦略の推進を背景に一定の安定性を維持しています。

店舗網の情報として、国内 CVS の総店舗数は約21,5千店舗台、海外 CVS は約12千店舗台とされ、世界全体の Seven-Eleven 店舗網は約86,000店舗を超えています。新規出店と既存店舗への投資が継続しており、特にアジア・北米市場での拡張が進んでいます。

今回の公表資料は、財務と店舗運営の現状を俯瞰し、今後の持分法適用となるセクターの動向を市場に示す目的で出されています。今後の開示動向には注視が必要ですが、現時点での判断材料としては、グループのキャッシュ創出力と店舗網の拡大余地が引き続き重要なファクターとなるでしょう。

今後の株価を予想

上昇。直近での主要なニュース要因はSeven Bankおよび SSTの連結子会社からの除外・持分法適用への切替であり、これにより2026年2月期の決算ベースが整理され、ROEの改善とキャッシュフローの安定化が市場評価の上振れ要因となる見込み。短期的には約2,000円前後のレンジを抜ける局面が想定され、2,100円以上を視野に入る可能性がある。ただし、分離による一時的な利益の揺れや、持分法反映の影響には留意が必要。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
3382|セブン&アイHD
日時
2025年10月09日 15時30分
表題
2026年2月期 第2四半期(中間期)決算補足資料
資料
2026年2月期 第2四半期(中間期)決算補足資料.pdf

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