ダブル・スコープ、POSCO Argentinaと長期供給契約を締結 BPED Substackモジュール供給、2025-2027年で約56億円【6619】

ダブル・スコープ、POSCO Argentinaと長期供給契約を締結 BPED Substackモジュール供給、2025-2027年で約56億円【6619】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


ダブル・スコープ、POSCO Argentinaと長期供給契約を締結

ダブル・スコープ株式会社(銘柄コード:6619)は、100%子会社のW-SCOPE KOREA CO., LTD.(WSK)がPOSCO HOLDINGSの100%子会社であるPosco Argentina S.A.U.とBPED Substack(イオン交換膜スタックモジュール)の長期供給契約(LTA)を締結したと発表しました。契約期間は2025年から2027年までの3年間で、総額は約38百万USD(約56億円相当)となります。今回の契約は、アルゼンチンの塩湖でのリチウム精製事業プラント向けの供給を対象としており、BPED Substackの交換は約2年ごとに行われる見込みです。

able>契約期間2025年~2027年(3年間)総額約38百万USD(約56億円相当)対象BPED Substack(イオン交換膜スタックモジュール)相手先Posco Argentina S.A.U.(POSCO HOLDINGS 100%子会社)背景アルゼンチンの塩湖にあるリチウム精製プラント向けの供給

同資料では、本契約は今期の業績に織り込み済みとしており、2025年から2027年の3年間の売上は工事進行基準で段階的に業績へ反映される予定です。これにより、同社の膜関連事業の受注基盤が強化され、長期的な収益の見通しが改善される可能性があります。

契約の背景と事業への影響

BPED Substackは同社のコア技術であるイオン交換膜のスタックモジュールであり、リチウム採掘・精製プロセスの効率化とコスト削減に寄与します。今回の長期契約は、WSKとPOSCO Argentinaの提携を通じた供給網の安定化を図るものであり、特にリチウム資源の拡大が見込まれる現在の市場環境において、膜材料の安定供給を確保する点で戦略的意義が高いと評価されます。

財務面では、LTAの売上計上は3年間を通じて分割されて反映されるため、短期的な利益の振れを抑えつつ中長期のバックログを積み上げる効果が期待されます。ただし、現時点では今期の決算で一部にさえ反映されるとされる程度であり、既存の利益水準の改善には継続的な受注拡大と生産体制の安定化が前提となります。

財務データの背景とリスク

直近の決算情報からは、売上高は過去数年にわたり成長を続ける一方、直近の期(2025/01)は営業利益が赤字となる局面もあり、EPSはマイナスに転じています。これに対し、自己資本比率は年度を追うごとに変動しており、長期契約の影響でバックログの安定化が進むことはポジティブ材料として市場に評価される可能性があります。ただし、新規契約は工事進行基準で計上されるため、短期の利益計上タイミングや為替・資材コストの影響を受けやすい点には注意が必要です。

指標2022/122024/012025/01
売上高451億円480億4300万円310億4700万円
営業利益78億2900万円38億6500万円-10億800万円
EPS80.41円17.07円-67.6円
ROE36.1%31.3%N/A
自己資本比率36.1%31.3%82.5%

総じて、本件は長期的な収益性と事業安定性の改善に資する材料として位置づけられますが、短期的には現状の収益性改善と組み合わせて効果が表れてくる見通しです。直近の株価レンジは数百円台の動きで推移しており、今回の発表が市場にどの程度の波及効果をもたらすかは、今後の新規受注動向と生産効率の改善次第となるでしょう。

今後の株価を予想

株価は今後1〜3か月で上昇に転じる見込み。+5%程度の上昇を想定。理由は、長期供給契約による売上の安定化とバックログ拡大が市場評価を高めるため。ただし、契約は工事進行基準で反映されるため、短期の利益変動リスクには留意。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
6619|ダブル・スコープ
日時
2025年08月28日 15時30分
表題
イオン交換膜の長期供給契約締結に関するお知らせ
資料
イオン交換膜の長期供給契約締結に関するお知らせ.pdf

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