SUBARU、1Q764億円の営業利益・通期2000億円へ見通し、米国関税影響を説明【7270】

SUBARU、1Q764億円の営業利益・通期2000億円へ見通し、米国関税影響を説明【7270】
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佐々木  雄性

名前:佐々木 雄性(ささき ゆうせい) ニックネーム:ユウ、あるいは「マーケット侍」 年齢:31歳 性別:男性 職業:株トレーダー(専業) 居住地:東京都・港区の高層マンション 出身地:神奈川県横浜市 身長:177cm 血液型:A型 誕生日:1994年6月12日 趣味:ランニング、カフェ巡り、経済書の読書、海外旅行、ジャズ鑑賞、将棋 性格:冷静沈着だが好奇心旺盛。マーケットでは論理的に分析する一方、私生活では意外とユーモラスで仲間思い。リスクを取ることを恐れないが、常に計算された判断を下すタイプ。 投資スタイル 短期と中期をバランスよく取り入れるハイブリッド型。デイトレードでは出来高・板情報・ニュースを重視して瞬発力で勝負する一方、スイングトレードではテクニカル指標(移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド)を組み合わせて流れに乗る戦略を得意とする。長期投資は割安成長株やテーマ株に限定し、基本は資金効率を重視した短期回転。米国市場や為替もチェックし、日本株との連動性を意識している。信条は「勝ちを積み上げるより、負けを小さく抑えること」。リスク管理と資金配分を徹底する堅実派。 1日(平日)のタイムスケジュール 6:00 起床:海外市場の動きをチェックしながら軽いストレッチ。コーヒーを飲みつつニュースを確認。 7:00~8:00:経済指標や前日の米国市場を整理、自分のトレードプランをノートにまとめる。 9:00~11:30:東京市場でのトレードに集中。板情報やニュースを睨みながら瞬時の判断を繰り返す。 12:00~13:00:ランチは外食やカフェで。ここで相場仲間や投資家友人と情報交換をすることも多い。 13:00~15:00:後場のトレード。保有銘柄の調整や新規エントリーを行う。 15:30~17:00:トレード結果の振り返り。チャート分析や売買記録を徹底的にチェック。 18:00~19:00:ジムでランニングや筋トレ。体力維持もトレーダーの仕事の一部。 20:00~21:00:夕食。外食か、自炊で簡単にパスタやサラダを作ることもある。 21:00~23:00:欧州市場を横目に勉強タイム。経済書や海外投資家のブログを読む。 23:30:入浴後、翌日の準備をして就寝。


SUBARUの第1四半期決算説明会資料の要点

2025年8月7日、SUBARUは「2 0 2 6年3月期 第1四半期決算説明会資料」を提出しました。本資料は1Qの実績と通期見通し、及び長期戦略を整理した内容です。投資家に向けて、要点を分かりやすく解説します。

1Qの実績と要因

第1四半期の生産台数は247千台(前年同期比+3.3%)、連結販売台数は244千台(+15.1%)と拡大。フォレスターやクロストレックといったモデルの好調が寄与しました。一方、営業利益は764億円と前年同期比で大幅に減少しました。これは販売量の拡大にもかかわらず、米国追加関税の影響が想定より深刻化したことが要因です。第1四半期半ばから追加関税の影響が本格化したと説明されています。

なお、1Qのセグメント別では自動車事業の売上高が約1兆0668億円、営業利益が約919億円、海外(北米・欧州・アジア等)も堅調な推移を示していますが、全社ベースの利益には為替や原材料価格の変動も影響しています。

通期見通しと戦略のポイント

通期の見通しとして、2026年3月期の連結生産は90万台、連結販売台数は92万台を見込み、営業利益は2000億円(前年対比約50.7%減)と下方修正されています。米国追加関税の影響額はおおよそ2100億円にのぼる見込みであり、為替変動や部品原材料の市況変化も想定されています。ただし、原価低減活動や売上構成の改善、販売促進費の抑制等を通じて収益を最大化する方針を示しています。

長期戦略としては、電動化への取り組みを強化しています。HEVの生産能力を増強し、BEVの販売比率を2030年以降に50%程度へ引き上げる方針を掲げています。電動化投資は1.5兆円規模で見直す計画を示し、環境規制と需要動向の変化に対応する“機動的かつ柔軟な投資計画”を強調しています。

財務状況と株主還元

財務状況は現金及び現金同等物が約15,492億円(2025年6月末)、有利子負債は約3,910億円、ネットキャッシュは約11,582億円と推移しています。自己株式取得は最大500億円・2,084万株を計画期間中に実施予定で、取得した株式は全数消却する方針です。配当は2025年3月期に115円を掲げ、配当性向は25.1%と公表されています。これらは株主還元を積極的に行う姿勢を示しています。

セグメント別の実績と地域別動向

自動車事業は第一四半期で売上高が拡大し、北米・日本・その他地域の寄与で収益に寄与しています。北米市場の需要は引き続き堅調で、海外売上収益は約1兆円超の水準を維持。為替影響や米国関税の影響を受けつつも、モノづくりの効率化と販売構成の改善で全体の収益性を高める努力を継続します。

株価動向と直近の状況

直近の株価は2025年8月7日終値2875.5円(始値2813.5円、安値2792円、出来高約1307万株)。直近5日移動平均は約2804円、25日移動平均は約2681円で、短期的には上値・下値の動きが出やすい局面です。今後の業績見通しと米国関税の取り扱い次第で、株価はレンジ相場を抜けるかが焦点となるでしょう。

注目点の総括

1Qは生産・販売の拡大というポジティブ材料がありつつ、米国関税の影響が利益を圧迫しています。通期の営業利益は2000億円へ大幅に引き下げられる見込みですが、原価低減・販売構成の改善・電動化投資の戦略的な実行を通じて下振れを抑える方針です。中長期の成長戦略としてBEV比率を高める方針はポジティブ材料として市場の注目を集める可能性があります。

今後の株価を予想

株価は今後1~3か月で下落方向に動くと予想します。理由は、通期の営業利益が大幅に減少見込みで、米国追加関税の影響が継続する見通しだからです。ただし自己株式取得と配当の継続的な株主還元は下値 supporting となる要因です。

IR発表前後の株価の動き

IR資料情報

提出
7270|SUBARU
日時
2025年08月07日 13時00分
表題
2026年3月期 第1四半期決算 アナリスト向け説明会資料
資料
2026年3月期 第1四半期決算 アナリスト向け説明会資料.pdf

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